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人類有史来、使われてきた「麻」が、なぜタブー?

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ヘンプの葉

 

 

こんばんは。エリアルです。

 

 

表参道のクレヨンハウスで、カナダ産の有機ヘンプ(麻の実)パウダーを見つけ、久々に購入。キャロブパウダーやココナッツパウダーと混ぜて、ペースト状にし、プルーンにまぶして食べたら、とっても美味しかったです\(^o^)/

 

 

そこで、今日は、人類有史来、世界的に栽培、使用されてきたのに、突如「麻薬、危険なもの」という、レッテルを貼られて続けている「麻」についてです。

 

 

 

 

麻とは

 

 1万年以上前から、世界各地で、人類は、麻を使用してきました。

 

麻は、たったの3ヶ月で、約3mにまで生長する、アサ科の一年草で、約1000種類もあります。

 

原産地は、中央アジアですが、冷帯、温帯、熱帯と幅広い気候で栽培可能です。

 

3400万年前に、麻の野生種が、発生したとされます。

 

 

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ヘンプの葉


 

日本でも、古代から自生していました。縄文土器の模様に、麻のロープの模様が見て取れることから、縄文時代には使われていたことがわかります。

 

麻は、丈夫で、耐用性が強いので、弓や、網や、生地なども作られるようになりました。

 

その後、経験的に、麻の特性を知った人類は、繊維、食用、宗教儀式、医薬、嗜好品など、様々な用途に使ってきました。

 

麻は、本来、人類との縁の深く、魅力的な植物なのです。

 

 

日本においても、長年馴染みの深い植物

 

 

日本においても、大麻草(たいまそう)とか、大麻(たいま)と呼ばれ、縄文時代の頃から、馴染みのある植物でした。

 

 

神聖な植物

 


特に神道の世界では、大麻草」といえば、非常に神聖な植物とされていました

 

  • お札
  • 神棚に神様の印としての飾り
  • 神主が、罪や穢れを祓う時に振る棒である幣(ぬさ)

 

などに、大麻草の繊維が使われていました。

 

 

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地名・人名

 

 

昔から、馴染みが深いことは、地名や、名前を見てもわかります。

 

 

「麻が生きる」と書いて、「麻生」という、名字は、あまりにも有名です。また、麻生山、麻生区、など、「麻」を含む地名も、全国各地にあります。悪者扱いされている「大麻」が、含まれている地名も少なくありません。

漢字「麻」を含む地名

 

 

また、人名でも、男女問わず、山ほどあります。

「麻」を含む名前・人名・苗字(名字)一覧

「麻」を含む女の子の名前 1166件 - お名前辞典 - 赤ちゃん・子供の名前 約18万件から検索できる名前辞書

 

 

私も、麻美、麻実、麻理(子)、麻里(子)と言う名の 友人、知人が何人かいますが、麻の歴史を知るまで、なぜ、名前にネガティブなイメージのある「麻」が使われているのだろう???・・・と、正直、不思議に思っていました。

 

 

 

天皇、相撲、赤ちゃんから、亡骸まで

 

 

横綱の、まわしには、麻が使われていましたが、現在では主にナイロンか、輸入された麻が使われているそうです。今月の、天皇即位の大嘗祭では、大麻で織られた「あらたえ」と言う着物が用いられます。

 

 

赤ちゃんが生まれれば、麻の紐で、へその緒を結び取り、人が亡くなると、亡骸は麻でできた布で覆われていました。

 

 

 

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身近な衣・食・住にも 

 

 

正六角形を基本とした幾何学模様で、「麻」の葉の形を連想させる、麻の葉文様も、様々なパターンがあります。

「麻の葉文様」の解説と壁紙・背景用のパターンGIF素材-粋屋 日本の伝統文様と伝統色-

 

 

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麻の葉文様


 

麻は、何千年と、日本人が食してきた「八穀」のうちの一つであり、今でも、お蕎麦やさんや、和食屋などに置いてある、七味唐辛子に「麻の実」が含まれています。ところが、以前は、地産地消だったのに、今は、輸入した麻の実で作られているのです😵。

 

 

つい最近の、第二世界大戦前までは、日本における、産業用ヘンプ(麻)の栽培面積は、約1〜2万haだったそうです。

 

 

全国各地で栽培されていた麻ですが、高温多湿な夏の間は、畑から、麻の成分が蒸発し、住民の健康に貢献していたのではないか、と言う考えもあるそうです。

 

 

野焼きから出るダイオキシンや、長時間持続性香料入り柔軟剤や、洗剤、ヘアースプレーや、ハンドクリームなどの香料が充満している現代とは、真逆だな・・・と、ついついつぶやいてしまいます。

  

 

欧州でも、盛んに栽培・利用されてきた麻

 

 

欧州でも、1万年前からではありませんが、やはり、長年、麻を栽培・利用してきました。

 

麻から取れる繊維で、帆船用の帆布、ロープが作られましたし、麻の実から、ヘンプシードオイル、ヘンプパウダーなどの食物や、医療用としても使われてきました。

 

 

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魅力的で、神聖だった植物が、なぜ「目の敵・危険なもの」に突然変異?! 

 

 

麻の有効性について、明治期の教科書にも、書かれていて、米と並んで、盛んに栽培されていました。

 

茎からは、繊維が取れます。

 

麻の実は、食用としても、大豆を上回る以下の栄養価を含みます:

 

種からは、油(ヘンプシードオイル)ができ、食用、化粧品原料、エネルギー用途にも使えます。

 

 

ところが、花冠と葉には、テトラヒドラカンナビノールと言う、いわゆるマリファナ成分が含まれ、摂取すると、ハイになるために、第二次世界大戦後、1948年、GHQが「マリファナは、危険だ!」ということで、日本で、麻薬取締法を施行、マリファナ(嗜好用大麻)とは遺伝子的にも異なる植物である、産業用麻(食用、産業用麻)ですら、無許可では、栽培できなくなってしまいました。

 

 

 

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タバコはよくて、麻はダメ・・・


 

 

その結果、栽培面積が激減、2015年には、たったの6ha!!にまで、萎んでしまったのです。

 

 

戦前まで、神聖視され、生活に密着して使われていたものが、敗戦を境に、いきなり「悪」になり、価値観が全く逆転してしまったのです。 

 

 

ある日突然、天皇が「神」から、「人」になったり、機内喫煙可から、禁止、刑罰対象行為に変わったり・・・人間のする事なす事、気まぐれすぎます😫

 


第二次世界大戦後の米国の影響を受けていた欧州西側諸国各国も、この、米国の麻薬規制に、従いました。が、唯一、フランスだけは、英米に依存しない独自の姿勢を貫ぬき、栽培を禁止しなかったため、2016年の栽培面積は、1万4,500haで、EU圏最大です。 

 

 

合法大麻を取り巻く連邦規制の緩和に向けた動き

 

近年では、世界的に、このTHCの濃度が、一定の割合以下であれば、禁止薬物対象から除かれ、産業用ヘンプ(麻)として、栽培・製品化・販売を許可する国が増えています。

 

 

ドイツでは、1996年に国際安全基準が設定され、産業用麻は、薬物として使えないとし、産業用麻は、禁止麻薬から、本来の「農作物」というステータスへ戻りました。

 

 

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戦後の、大麻取締の動きの火付け役張本人である、米国も・・・

 

 

2013年8月29日、米国司法省は、マリファナに関する法律を「アップデート」し、産業用麻と大麻を区別、産業用麻の規制を大幅に緩和しました。

 

 

さらには、2018年12月、産業用大麻ヘンプ)の大規模な栽培を認める条項を含む、2018年度改正農業法が、成立しました。

 

 

農業者支援の一環として、ヘンプが農作物保険の対象になる上、研究開発でも連邦政府助成金の申請が可能となります。

 

 

連邦法において、ヘンプが規制対象物質から外され、違法薬物でなくなるとの内容も含まれています。

 

また、米国政府は、マリファナ植物の医療用途の特許も取得しています。

US Patent 6630507 – The US Government's Cannabis Patent

 

 

様々な用途に使える、産業用ヘンプ

 

ヘンプクリート:石灰やコンクリートと混ぜることで、多孔性で、通気性もよく、カビにも強く、人工的な温度調節が不要になる優れた、建築材料です。

 

 

自動車用部品:内装パネル、計器パネルなどにも採用されています。

 

 

それ以外にも、断熱材、楽器にも使えて、環境に優しい100%麻プラスチック、麻の繊維から作られる炭素ナノシートヘルスフード食用サプリ、薬、など、実にさまざまな恩恵があります。

 

 

人間のみならず、動物全般には、エンドカンナビノイドシステム(ECS)といって、私たちの健康を維持するために絶え間なく活動し、ホメオスタシスをサポートしている、複合的生体システムが備わっています。

 

 

ところが、

 

  • 過食
  • オメガ3不足
  • 慢性的ストレス
  • アルコールの過剰摂取
  • 睡眠不足

 

など、生活習慣の悪化や、ストレスによって、このシステムがバランスを崩したり、うまく機能しなくなると、

 

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などの病気が発症します。

 

麻布大学で教鞭をとられていた、パトリック・コリンズ博士は、昭和23年以降増えた病気は、「麻不足病」では?と述べておられます。

 

 

日本では、相変わらず「麻、大麻」=タブー?

 

翻って、日本では、このような、世界中の潮流など何処吹く風、相変わらず、「大麻、麻は悪いもの」がデフォルトです。

 

これも、第二次世界大戦まで、一万年もの間、麻を使用してきた歴史や、さまざなな用途・有効性、そして、最近の世界の産業用ヘンプの動きが、周知されていないからだと考えられます。

 

その反面、「大麻は悪」と言う信念を強化すべく?「芸能人が、大麻所持で逮捕!ネタは、もれなくニュースになり、大騒ぎされています。

 

諸先進国で、次々と産業用大麻が合法化されていく中、日本では、「大麻の所持、譲り受け、譲渡しは、犯罪であるのに、使用は無罪」、とする、非論理的で、辻妻が合わない法律が、いまだに健在です。 

 

 

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 多くの可能性を秘めている産業用ヘンプの栽培が、世界的に進む中、このまま、何もせず、パトリック・コリンズ博士のお言葉を借りれば、「ストックホルム症候群」であり続ければ、日本は、あらゆる意味で、取り残され、ガラパゴス化してしまい、取り返しのつかないことになってしまうのではないでしょうか。

 

 

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