きれいな空気を求めてーノマド地球横断中💋

きれいな空気を探して、地球上を彷徨中。真の健やかさとは?真の豊かさとは?について、感じることを、徒然なるままに綴っています。

世にも珍奇な英語標識 10

 

 

こんばんは。エリアルです。

 

 

宿泊したホテルで、久しぶりに、面白い英語のサインに出くわしましたので、またこのシリーズで行ってみたいと思います。

 

 

 

 

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朝食をご利用の皆様へ

Attention Breakfast Goers 

 

 

うーん🧐... これまた、独創的というか、なんというか…な「英訳」です。

グーグル翻訳でなんと出るか、みてみると、

 

 

f:id:ArielinTransit:20191010202234j:image

 

 

Everyone using breakfast

 

 

と、文字通りの訳が出てきます。

 

 

グーグルの「そのまま」翻訳に比べれば、まだ、このホテルの標識の方が、意訳していて、工夫されているのかもしれません。

 

 

それでも、やはり、不自然です。

 

 

“Goer” を英辞郎で引いてみると、

 

 

1. 〔映画・コンサートなどに〕よく[定期的に]行く人
2. 〔新しいことなどに〕積極的な人、活動的な人、活発な人
3.    行く人、動くもの、足の速い馬、高速に走る車
4. 〈豪〉(実行可能な)アイデア[提案・考え]、実現しようとしていること、必ず起こること、野心家

 

 

と、あります。

 

 

「朝食を取る、食べる」を英訳すると

 

 

・go get breakfast (どこかへ食べに出かける、食べに行く)

・eat breakfast   (朝食を食べる)

 

 

といった感じになります。

 

 

朝食を食べに、色々なホテルやレストランなどへ、定期的に、積極的に出かける人であれば、breakfast goers と表現しても、あながち間違いではないかもしれません。

 

 

ただ、ここでは、このホテルの宿泊客以外は、このホテルの朝食会場で、朝食を取れませんし、他のホテルの宿泊客や、通りがかりの人が、朝食会場に紛れこむこともありません。

 

 

何かの事情で、長期連泊しているでもなければ、頻繁に、このホテルのこの朝食会場へ足を運ぶこともありません。

 

 

また、宿泊客は、ただ単に、エレベーターで、朝食会場のある一階へ下りるだけであって、積極的に、どこかへ物理的に、繰り出すわけではありません。

 

 

ですから、”goer” とするのは、不自然です。

 

 

以前にも書きましたが、英文は、なるべく簡潔であることが求められます。標識であれば、なおさらのことです。

 

 

朝食を食べない宿泊客は、そもそも、この標識に出くわさない訳ですし、逆に、朝食会場に足を運んだ宿泊客の目には触れるものですので、敢えて「朝食をご利用の」と書く必要はないですよね。

 

 

ですから、ここでも、思い切り断捨離して、

 

 

Dear Guests 

 

 

と、一言で済ませていいと思います。

 

 

 

食べ終えられた食器類は、「返却棚」へご返却ください。

When finished eating, please return your tableware to the Return Counter.

 

 

このホテルの朝食会場には、返却棚以外に、棚はなかったので、「返却棚」the Return counterと敢えて特定しなくても、the counter で通じます。

 

 

また、食器類は、トレイ上に全て載っているので、以下のように、単にトレイとしても、問題ないです。

 

 

Please return your tray (and cutleries) to the counter after eating.

 

 

または、返却棚に

 

 

Please return your tray here.

 

 

と、サインを貼れば、よいかと思います。

 

 

 

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まとめ

 

 

日本語では、敬語や、丁寧語を使う上、形式的な表現をふんだんに使う言語なので、標識に限らず、プレゼンテーションや、メールなど、媒体を問わず、不要な文言が多くなりがちです。

 

 

そうかと思えば、肝心な主語が、不明確であったり、目的語が不明でも、文章として成立してしまう、「玉虫色」な言語でもあるとも言えます。

 

 

一方、英語の文章は、主語、述語、目的語が明確でなければ、言わんとしていることが、相手に伝わりません

 

 

標識は、見た人に、一目で意味が伝わるよう、的確かつ端的な表現が求められます。

 

 

ですから、日本語的発想ではなく、英語的発想に切り替えた上で、自然な英文にすることが望ましいと思います。そのためには、日本語を介さず、英語を直に聞いたり、読んだりする練習を、地道に行うことが大切だと思います。

 

 

これは、英語学習に限らず、どんな言語を学ぶ時にも、言えることではないでしょうか。ひたすら、ネイティブの発音や、文章に触れ続けることで、自然な発音や、表現が身についてきます。好きなジャンルの音楽や、映画を、聴きまくったり、見まくったりするのも、有効です。

 

 

 

 

 

 

 

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